秋田県南畜産クラスター推進地域協議会は、 平成26年度高収益型畜産体制構築事業の補助金を受け、検討会・視察・実証事業を実施しております

実証報告

実証試験として、

  実証試験① : 飼料イネの生産・加工調製方法の実証

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  実証試験② : 飼料イネ最大給餌範囲の実証と検証

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  実証試験③   : 試験圃場における家畜ふん尿施用の還元試験

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■実証試験①飼料イネの生産・加工調製方法の実証

 飼料イネの収量を向上させる品種の選定、乳牛の嗜好や消化吸収を考えた加工方法の試験、及び給餌方法等の実証と検証を行う。

実証内容

1.酪農家の飼料設計のヒアリング

  今回のヒアリングでは、先進的なロボット搾乳を行っている農家3戸を対象とした。

 ヒアリングの結果、各酪農家は、以下の通りの飼料構成であった。

表 3戸の酪農家の飼料内容
表 3戸の酪農家の飼料内容

表 3戸の酪農家の飼料内容

2.代替した飼料設計

 3戸の酪農家に共通している飼料を中心に、モデル飼料設計を行った。

 要求量は、体重650kg 乳量30kg,Fat4.0 環境温度20℃とした。

 以下がその結果(左グラフ)である。また、配合飼料に対して、以下の条件通り代替したものが、右グラフとなる。

 以上の飼料を利用し、代替量をかえた飼料をそれぞれ、牛に給餌し、

採食量を調べたその結果が、以下のとおりである。

 結果、30%代替を行ったものに対する採食量が極端に低下することから、本実験では、TMR中の20%代替までは、嗜好性が低下しないことがわかった。

 

3.単味での嗜好性の確認

 単味での嗜好性についても以下の種類をそれぞれ、1kgを5分間給餌した。

結果は、以下の通り、圧ペン飼料米は、単味での嗜好性が低いことがわかった。

■実証試験② 飼料イネ最大給餌範囲の実証と検証


飼料イネ最大給餌範囲の実証乳牛に対して、悪影響の出ない範囲での

飼料イネの最大給餌量の実証と検証を行う。

※今回の検討会では、①の嗜好性が先行研究で言われている30%代替給餌に達していないので、最大給餌量は、20%代替となることが、①で検証された。結果、最大給餌量とそれに係る、コスト低減効果については、以下の通りの検証となる。

検証結果

1.①を踏まえた最大給餌量の検証

 最大給餌量として、30%代替であっても牛の生体に影響がないという研究も出ているが、今回、①の通り、20%を上限として嗜好性が大きく低下する可能性が高い。

 結果、20%代替での給餌が最大となり。1頭当たりの給餌量が5kg/日・頭であった。実際の生産性試験からは、圧ペン籾米を2.9kg/日採食し乳量30kgレベルを維持し、1,058kg/年・頭の代替が可能となる。

 

2.①を踏まえたコスト低減効果についての検証

 飼料米の圧ペンを活用する場合、製造するのに、28円/kgかかり、

今回代替とした配合飼料は、557円/頭/日となり、140円/頭/日あたりの価格低減につながる。

この場合、1頭当たりの給餌量は、配合飼料10kg+トウモロコシ圧ペン2kg(690円/頭)が、 配合飼料5kg+トウモロコシ圧ペン2kg+籾付き圧ペン5kg+大豆粕1kg(557円/頭)になるので、 48,545円/年・頭あたりの低減となる。

これは、自家製造した場合、加工費を低減させることが可能となり、価格低減効果が図れる。また、海外の価格影響を受けないことから、安定的な経営につながると考えられる。 しかし、導入には、破砕機購入や、施設整備費を含めた更なる収支バランスの検証が必要である。


籾米圧ペン給与による飼料コストの試算について

*単価については平成27年3月期価格(雄勝酪仕入・税別)

・籾付圧ペンのコストのうち運賃・保管料・加工賃は㌔28円

 (圧ペン供給価格㌔45円-籾米仕入価格㌔17円)×5㎏=140円/頭

・給与前飼料代690円/日/頭 - 給与後飼料代(697円-140円)=

 133円/頭/日

・自家製造が可能であれば 133円×365日=48,545円/年/頭 

 のコストダウンが見込めます。


なお今回の籾米の加工に関わるコストはスポット製造であったため

比較的高価になっています。

今後継続が見込まれたり、数量が増えればこのコストは圧縮が可能である。


■実証試験③ 試験圃場における家畜ふん尿施用の還元試験

 ②の試験圃場において、家畜ふん尿の施用試験を行い、土壌分析や、収量や品質の実証・検証を行う。

実証内容

1.糞尿の施用

 以下の通り、移植()、直播(下)を行った。

 施用の仕方として、生糞をそのまま、バキュームカーから水田に流し込む形をとった。

 施用量は、10aあたり、1トン施用した。

 アンモニアなど悪臭に関係する物質は、水に溶けたのか、匂いはなく周りからの苦情はなかった。

2.施用した畑の土壌分析結果

 施用した土壌について、土壌分析を行った。結果は、一般的な土壌より○○が高くなった。

3.収穫した飼料米の成分検査

 糞尿を施用した田んぼからの飼料米の成分検査を行った。検査結果は、たんぱく質が一般的な飼料米より少し高くなったが、成分状は問題ない値となった。(緑通常・黄色ふん用施用)

実証結果

 糞尿の施用方法として、そのまま糞尿を流入することが可能であり、たい肥化などの必要がないため、計労化および、低コストでの施用が可能である。

 土壌分析、飼料米の成分分析上も問題のない結果となった。

負けるな

東北農林水産家

一人じゃないよ

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最終更新日

2013/10/10